第8話 山形の箸箱 藤村邦(絵・芦野信司)
悠吾が銀色のアタッシュケースに書類を入れ、ロッカーからトレンチコートを出して帰り支度を始めると、同期の中年OLが「今夜はお父さんが食事係かしら」とからかうような口調で問いかけてきた。フロア出口に向かって歩いていると「売れてるシングルファザーは、定時退社でいいよな」と転職組同期が悠吾の肩をポンと叩いて皮肉めいた言葉をかける。悠吾の部長昇格は本社のダイバーシティ戦略にのっただけで、…
スタートにあたって決めたルールは、以下の五項目。
① アイテムとして毎回必ず「箸箱」を入れること。
その箸箱は運慶の作であるらしい。
② 男性A(20歳)と、女性B(55歳)は恋愛関係になる。
③ Aには10代の彼女がいる。
④ Aの父はBと同じ55歳。Bと恋愛関係になる。
⑤ 規定枚数は、原稿用紙換算で1話につき15枚~20枚
四角関係と運慶の箸箱??
ぶっ飛んだお題のもと、書き手たちが自由な発想でリレーしていきます。
お楽しみください!!
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