第6話 時雨 芦野信司(絵も)
だりあは2階にある自分の部屋の窓から道を挟んで斜向かいにある界の家を見ていた。夜の7時なのに玄関に明かり点かない日がここ数日続いている。ちょっと前までは7時になれば必ず灯っていた。その家がまっ暗なままなのだ。
界が夕方のレストランのバイトが決まったと言っていた。界のお父さんの帰りもこのごろ不規則のようなので、夕食の当番制が崩れてしまったのだろうなと、だりあは思った。
それに…
スタートにあたって決めたルールは、以下の五項目。
① アイテムとして毎回必ず「箸箱」を入れること。
その箸箱は運慶の作であるらしい。
② 男性A(20歳)と、女性B(55歳)は恋愛関係になる。
③ Aには10代の彼女がいる。
④ Aの父はBと同じ55歳。Bと恋愛関係になる。
⑤ 規定枚数は、原稿用紙換算で1話につき15枚~20枚
四角関係と運慶の箸箱??
ぶっ飛んだお題のもと、書き手たちが自由な発想でリレーしていきます。
お楽しみください!!
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